外構用語集

あ行~な行

あ行

■アイアン

鉄を使って作ったもの。主に門扉、フェンス、表札等がある。

 

■アコーディオン門扉

パンタグラフの仕組みを使い伸縮する機能をもつ扉。手動・電動がある。

 

■アプローチ

駐車場、敷地境界、主に門まわりから玄関までの通路のこと。

 

■RC擁壁

鉄筋コンクリートで作られた擁壁。地面から垂直に施工が可能で、有効面積を確保しつつ擁壁工事を行うことが出来る。

強度が高く、耐久性に優れている。

 

■洗い出し(あらいだし)

左官仕上げの一つ。モルタルやコンクリートが完全に硬化しないうちに表面を水で洗い流し、中に入っている骨材(砂、砂利、石など)を露出させる仕上げ。

特に床などの場合は滑り止めなどの効果を期待して処理をすることがある。

 

■犬走り(いぬばしり)

建物の周囲や軒下、塀などを雨水の跳ね返りなどから保護するために、砂利・石・れんが・コンクリートなどで固めた部分のこと。

もともとは、塀・建築物などの外側にある溝や敷石に挟まれた細長い地面のことを指す。

 

■インターロッキング

コンクリート製の舗装用ブロックまたは、コンクリートをお互いがかみ合うような形にし、レンガ調に組み合わせた舗装方法のこと。

サイズ、形状、色が豊富。

アプローチやガレージに用いられ、水はけの効率も良いので、水溜りができにくい。

 

■ウッドデッキ

木材もしくは木材と樹脂を混合した合成木材などで作られた床のこと。日本では、リビングやダイニングなどの前庭に木材を組んで作られた開放的なデッキが多い。

 

■ウッドチップ

木材を細かく刻んだもの。花壇の景観を良くしたり、愛犬のためのドッグランを作ったり、庭リフォームのガーデニング資材として使われる。

 

■エクステリア

門柱・塀・フェンス・バルコニー・アプローチ・庭園などを含め、建物の外回りの空間全体を指しているもの。

門扉やカーポートといったひとつひとつの構造物を総称した言い方。インテリア(室内)の対語。

 

■オーニング

いわゆる日除け。窓の外や入り口などに設けられる。ひざしを調整したり雨をよけたりする機能をもつ可動式テント。

 

■オープン外構

道路や隣家との境界を塀やフェンス、門などで遮らないタイプの外構。開放的な敷地回りになっており、外からは玄関までが見渡せるのが特徴。住宅への風通しや日当たりが良い。

植栽や背の低い植え込みなどを配置し、無機質さを取っ払うとともに、敷地内を見えにくくする工夫ができる。

 

■親子扉

両開きの門扉のうち、片側の扉が他方より小さい形式のもの。

 

か行

 ■外構(がいこう)

居住、生活する建物の外にある構造物全体を指す言葉。エクステリアと同義に扱われることもあるが、エクステリアは塀や門、庭、植栽、アプローチ、車庫などの構造物を指す。

 

笠木(かさぎ)

塀・手すり・腰壁・パラペットなどの頂部に施工する仕上げ材のこと。装飾性な意味あいもあるが、本来の目的は躯体を腐食から守るために設置される。

 

ガーデンファニチャー

屋外で使用する、椅子やテーブルなどの家具。耐水性・耐腐食性の観点から、さまざまな材料・加工が施されている。

 

金鏝仕上げ(かなごてしあげ)

壁面・床面のコンクリートの仕上げ方法の一つ。コテで塗りつけ、定期ずりをして木ゴテでならしたあと、金ゴテで押さえ仕上げをする。ツルツルの表面で、掃除がしやすい反面、床面の場合は雨の日などに足を滑らせることがあるので、多用はされない。

 

カーポート

住宅の敷地内に家屋に隣接させる形で造られる車庫。建物に付帯して設けられ、恒久的な屋根や壁がある車庫とは区別される。またそこに設置する屋根のことを指すこともある。

 

客土(きゃくど)

土壌改良のため、他から性質の異なる土を運んで混入すること。またはその土のこと。

 

機能門柱(きのうもんちゅう)

ポスト、表札、インターホンを組みあわせた門柱型のユニットのこと。

デザインやカラーバリエーションが豊富で、住まいの雰囲気に合わせて選ぶことが可能。コンクリート製の門や門袖を個別に設置するときと比べて工期も短い。

 

クローズ外構

オープン外構と反対で、境界に比較的高い塀やフェンス、生垣などを設けて外部の視線を遮るタイプの外構。

門まわりや車庫なども住宅と総合的にアレンジすることができるので、一体感を持たせたデザインが可能。

 

グランドカバー

地面を覆う植栽のこと。踏まれても大丈夫な繁殖力の強い植物や、水やりなど比較的世話が楽なもの、日陰でも枯れずに育つ植物等が主に選ばれる。花が咲く植物、多肉植物、クローバーなどもある。

 

車止め(くるまどめ)

いわゆるカーストッパー。車止めを設置することで、駐車をするときに壁や車、フェンスや植栽など、後方にあるものに接触してしまうといった事故を防ぐことができる。

 

化粧ブロック(けしょうぶろっく)

コンクリートブロックの一種で、見た目をおしゃれにしたもの。表面に色や凹凸を付けたり、ラインが入っていたりと様々なデザインがある。

 

化粧目地(けしょうめじ)

壁面やコンクリートの床面に模様付けのために設けられた目地。

 

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さ行

砕石(さいせき)

細かく砕いた石。土間コンクリートの下地としてよく使われる。粒の大きさによって呼び名が異なる。

 

左官(さかん)

建物の壁や床、土塀などをこてを使って塗り仕上げる仕事。またコンクリートブロックやコンクリートを下地にモルタルで仕上げをする加工のこと。

 

散水栓(さんすいせん)

庭の散水や外部の掃除などに使用される水栓。建物の外部出入り口まわりなどに設けられることが多い。

また地中に埋め込まれたふたつきの容器(散水栓ボックス)の中に設置することが多い。

 

CP擁壁

CP型枠コンクリートブロックを用いる鉄筋コンクリート造擁壁。CP型枠はコンクリートブロックとしては初めて、垂直施工の認可を国土交通大臣から受けた構造材料。

 

主庭(しゅてい)

主となる庭。リビング、応接室、ダイニング等の主要居住部分に面した庭を指すことが多い。

 

ジョリパット

アクリル系の壁仕上げ材の商品名。内外装に施工が可能。粘りのある特性を生かしコテやローラー模様の他、水で薄めることにより吹き付け仕上げも可能。多様な工法に対応し、デザイン性が高いのが特徴。

 

植栽(しょくさい)

庭や玄関まわり、草木を植えること。または草木が植えられた空間そのものを指す。

 

シンボルツリー

家の象徴となるような樹木のこと。シマトネリコ、ソヨゴ、ヤマボウシなどがシンボリツリーとしては人気。

 

セミクローズ外構

オープン外構とクローズ外構の中間的なスタイル。程よい開放感と、プライバシーやセキュリティが守られるため、多くの住まいで取り入れられている。

 

袖壁(そでかべ)

門扉の代わりにつくられる壁。または建物から外部へ突出させる幅の狭い壁。目隠しやアイポイントにもなり、ポストや表札やインターホンなどを取付けられる。

 

ゾーニング

敷地の中でエリアを分けて、空間を機能や性質によって分けていく計画手法。建物や庭の図面を描く際、目的にあわせてスペースを配分していくこと。

 

た行

中木(ちゅうぼく)

1.2メートルから2.5メートルくらいの大きさの樹木。高木の物も若木のころは中木とされることもある。

 

低木(ていぼく)

1.2メートル以下の、比較的低めの樹種。

 

デッキ

お部屋との段差がほとんどない、建物から張り出す形で作られたスペースのこと。

木の板でしつらえたものはウッドデッキ、タイルで作られたものはタイルデッキと呼ぶ。

 

テラコッタ

粘土を素焼きにして作った器物。素焼き鉢と同じだが焼いている温度で名称が分かれる。テラコッタは1200℃~1500℃の高温で焼かれる。タイルなどで仲介風の素材として使われることが多い。

 

テラス

リビングやダイニングから直接出入りできるようになっている、庭先に向いた広めの屋外フロアのこと。

地面より少し高く張り出した部分。

 

動線(どうせん)

建築物・庭の設計時に想定する、人や車の動きの軌跡のこと。土地の形状・大きさに合わせて、ゾーニング等と同時に実施される。異なる種類の動線が交差しない、動線が長くなりすぎないように計画を練る。

 

土留め(どどめ)

法面(のりめん)や崖が崩壊しないように土を留めること。高低差のある地形で、土がくずれないように作られる構造物や、土を採取したり盛ったりするときに実施する。

 

土間コンクリート打ち(どまこんくりーとうち)

主に駐車場やアプローチをコンクリートで仕上げることをいう。コンクリートと下地(砕石)の間にはメッシュと呼ばれる鉄筋が入っている。

 

な行

生コン(なまこん)

生コンクリート。生コンは、工場で練り混まぜが終わり、まだ固まってない状態ですぐに工事現場へと配達されるやわらかなコンクリートのこと。

 

根切り(ねぎり)

基礎や地下構造物を作るため、地盤を掘削すること。 外構工事ではブロックやレンガを積む際に、強度を持たせる為に根切りし下地としてコンクリートを流し込むのが一般的。

 

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